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これが私たちにとっての大道芸

土曜日ということもあって私たちは大道芸に出かけました

いつも大道芸してる場所に到着しても、ラムは体操クラブ
での浮かない感情をひきずったままだったので

一緒にアイスクリームを食べてから
大道芸の準備を始めました

今日はラムは無理かなーと、私のソロショーの準備を
進めていると

「ラムも一緒にするよ。コンビでいこう」

とラムが着替えを始めた

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体操クラブでの全てを見ていたのに何も言わない
私に気を使ってなのかなーと思いながらも

ラムのショー前のテンションを崩さないよう

「今日はヤル気満々だねー」と声を掛け
2人での大道芸を開始

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お客さんに手の届く距離でのパフォーマンス

言葉は通じなくても、伝えられるものがあるってのは
最高です

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ライブで伝わってくるお客さんの感情の波に
ラムも心地良さそう

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私の気のせいか、いつも以上に丁寧にパートをこなして
いるように見えます

そして、天がラムに味方してくれているのか快晴に加え
今日はいつになく日本人の観客が多く、皆が温かい声を
ラムに掛けてくれる

それで、ラムの気持ちも吹っ切れた様子

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最後のショーの五丁椅子のパートでラムがバランスを崩し
落下するといったハプニングもあったのですが

空中でうまく体勢を整え無事に着地

ちょっとドキッとしたのですが

ラムの「やっちゃった(笑)」って
笑顔に皆が更に盛り上がり本日の最終ショー終了

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皆さんのおかげで、ラムも上機嫌
いつものラムらしさを取り戻してくれました

この"持ちつ持たれつ"なところが大道芸の良さの一つ
なんですよね

そういえば、終了後あとかたずけをしていると

たまたま通りかかったドイツに住む日本人の方や、近くの
寿司屋の板前さんなどが集まってきて、ちょっとした
日本人の輪が出来て会話に花が咲きました

日本からこんなにも離れた地で、しかも日本で出会う事も
なかった日本人同士が、ここでこうやって出会って話して
るのもなんか不思議ですよね

この人と人とを繋ぐきっかけを作れるのも
また大道芸の良さの一つなのかな

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サーカスにはサーカスの良さがあり
大道芸には大道芸の良さがあります
その一つ一つをちゃんと身をもって学んでる
ラムの人生を
時々、私は羨ましく思います


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大道芸をまずしい仕事と考える人
夢のある仕事と考える人

投げ銭を物乞いと考える人
感謝の気持ちと考える人

目の前にあるモノ
見ているモノは同じなのに
人それぞれ
いろんな見方があります

目の前にあるモノが事実で全て
そこには正しい見方や間違った見方なんて
ありません

それを問うこと自体がナンセンス
全て自由なところが良くも悪くも大道芸

演ずる側の私たちにとって
それゆえに辛い事も多々ありますが
その反面ここでしか味わえない良さもまた
いっぱいあります

それを良く考えるか悪く考えるかそれも自由

ただ、

その考え方一つで、見えてくるモノ
学べるモノも人それぞれに大きく違ってきます

それは、見る側にとっても同じ

その見方一つで、見えてくるモノがそれぞれに
大きく違ってきます

ならば、見てみようと思いませんか?

何が見えてくるのか
隣の人がなぜ笑ってるのか
拍手をしているのか

せっかく足を止めたのだから最後まで
見ていってください

入場料なんてありません
もちろん、嫌だと思ったらいつでも自由に立ち去れます

でも、もし少しでも楽しめたのなら
その分だけの気持ちを投げ銭として
置いていってください

それが私たちにとって
この上ない幸せの瞬間です
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by kinosuke_otowa | 2010-08-22 07:02 | 私たちにとっての大道芸