<   2009年 03月 ( 9 )   > この月の画像一覧
春ですね~
d0088142_6472378.jpg

[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-26 06:47 | ディオの日記
引き続きもう1本DVDが私の手元に届きました
d0088142_15213112.jpg


制作会社から先日放送された『アインシュタインの眼』の
収録DVDが送られてきた。

d0088142_15224198.jpg


制作会社のみなさん、番組への協力に参加してくれた協会
の皆さん、出演者の皆さんお疲れ様でした。

d0088142_15221657.jpg


そして、番組を見て下さった方々からのたくさんのメール
ありがとうございます。皆さん同様に私の中でもまだ疑問
を残すところが多くあり今回の検証で結論に至らない事が
多いため、お答え出来る事に限りがありますが、ちゃんと
返事を書くつもりでいますので、引越し最中で返信は遅れ
ますが返事を待っててください。
d0088142_15231436.jpg

d0088142_15275777.jpg


さて話はがらりと変わり、サーカスの話題

シルク・ドゥ・ソレイユの出演者の一人の荷物から国内で
違法とされる薬物が見つかり麻薬・向精神薬取締法違反で
逮捕されるといった事件があり
移動興行のときに度々起こる国によっての薬物取り締まり
基準の違いから起きた事故かと、同業であってもさほど気
にしてなかったのですが、その波紋が私の考えている以上
に大きく海外のサーカス界に広がっている事をつい先日知
り驚いてます。

そのきっかけとなったのは、サーカス協会からのメール。

私は協会からの依頼でアフリカ地区のサーカス視察といっ
た大役を頂き5月から海を渡ることは皆さんも以前の日記
からご存知かと思いますが、急遽、その前に日本国内の薬
物規定をレポートにまとめて提出して欲しいとの依頼が入
ってきました。

調べてみてわかったのですが、今回逮捕された時に所持し
ていた2C-Iは平成20年1月18日の薬事法改正以前からも指
定薬物として規制を受けていたいわくつきのモノで
しかも正規の使用用途がサーカスパフォーマーの仕事には
関連性が無くかけ離れすぎていることから、どう見ても弁明
の余地は無いので、これはアウトですね…。

現在のサーカスの入団や出演は、オーディションに加え
健康診断ぐらいなもので最近になってエイズ検査が加わっ
た程度の簡単なものでした。公平性を重要視するオリンピ
ック競技ほどの厳しい基準やチェックも無かったのですが
今後はより厳しく薬物検査も行われていく事になっていき
そうですね。

薬物検査があるとなるとステロイドやホルモン剤の使用ま
でが明らかになってくるのでオーデション以上にその検査
通過が厳しい篩(ふる)いとなっていくのは間違いない。

d0088142_1525048.jpg


最近見かけないけど日本にいるの?
と皆さん気に掛けてくれているようですが

デスクワークや引越し準備、さらには帳簿づけ、それに
加えウェスタンショーの振り付けを2つ手掛けてたりと

陽のあたらない場所に篭り活動する毎日を過ごしてます。
(まだ横浜にいますよ)

d0088142_15251629.jpg

↑ウェスタンショーはこんなイメージに仕上げようと
考えています(写真は頂き物ですスミマセン)

娘の方は、石川県で私の実弟のコーチの下トレーニング
に励んでいます。
[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-20 15:27 | ディオの日記
DVDが今日、私の手元に届きました
今年最後の横浜での大道芸の時、パフォーマーの
ムーラさんが私達の大道芸を観に来てくれた。

ムーラさんは私と同じアクロバット系のパフォー
マーで、しかもお互い子育てに奮闘するパパ仲間。
一緒にいると色んな話で意気投合する。

私は普段、ショーなどをビデオ撮影させないパフ
ォーマーなのですが、子供の成長の記録という
事でムーラさんに特別に撮ってもらうことにした。

その時のDVDが今日、私の手元に届きました。

ムーラさんありがとうございます

誰よりも見慣れたはずのショーなのに、こうやって
映像で違う視点から見ると、とても新鮮に感じてし
まう。そして、演じている側では見ることの出来な
い自分の表情や娘の表情が見れておもしろい。

いつも近くで見ていると、そんなに幼く感じない娘
が映像で見ると、とっても幼く感じてしまう。
そのせいか、たまにバランスを崩すとビデオとわか
っていても手に汗をかいてしまう

親バカと言われそうだが

たまに、幼いながらに一生懸命演じてる姿から
大人にはないパワーを感じる時がある

こっ、これは !!


もしや、中国雑技団の指導者が
私に話してくれた話の中にあった

「子供の演技には大人にない武器がある。それは
大人の心を動かす演技です。しかし、子供という
短い時間の中でそこに行き着ける人は少ないです」

と言ったあの一言では !!!


なーんてね ダハハハハw


徹夜続きのナチュラルハイで
ついついポジティブになり過ぎた

そうだったらイイのにな ♪
 そうだったらイイのにな ♪ 


ってなわけで

昨日のテレビ番組の影響なのか
嬉しい事にスポーツウィップ協会への入会者が
増えてます。

さらに、22日のスポーツウィップ合同練習会には
副代表のクレイパッチさんが参加してしてくれる
予定です。
皆で楽しいお話が出来ると良いですね。

協会のHPのその詳細情報が少し間違っているよう
なので時間の部分を以下に訂正↓

◆◆第12回 スポーツウィップ合同練習会◆◆

日時 2009年 3月 22日 (日曜日) 19:00~21:00
場所 南スポーツセンター(弘明寺・横浜)
連絡先 責任者 林
詳細 協会入会の方に限り参加費 \800-
それ以外の方は参加費 お一人 \1,000-(中学生以下無料)

鞭をお持ちでない方の為に、会場にて鞭のレンタルあります。
レンタル料 \500-。

集合場所  南スポーツセンター
        第三体育館
http://www.yspc.or.jp/minami_sc_ysa/index.html

最寄の駅  横浜市営地下鉄 弘明寺駅(ぐみょうじえき) 
      会場までは徒歩3分

時   間  19:00~21:00

開催日    3月22日(日)

担当責任者 林

持ち物    内履きシューズ 汗拭きタオル

※合同練習は皆さんの練習の場であってレッスンは
行なっておりません。
[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-16 05:37 | ディオの日記
今日からラムと約1ヶ月間のお別れ
今日からラムと約1ヶ月間のお別れ

私は海外に行く準備と、横浜のスタジオの後片付け
のために横浜に滞在

ラムは石川県の実家にてトレーニングの最終調整

次に合流するときは、私たちが新たな壁に向かって
のスタート地点に向かう時

お互いに辛いかもしれないけど
ここが頑張りどころ

これを乗り越えないことには次に進めないから

頑張るしかない
[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-14 08:03 | ディオの日記
『アインシュタインの眼』その2
『アインシュタインの眼』というNHKの番組で『ムチと音の関係』について取り上げられる事となり協会へ協力要請の依頼がきた。前回の日記『アインシュタインの眼』その1からの続き

d0088142_7242738.jpg


皆さんが速度を測定すると聞いて想像するのがスピードガンでの測定だろう。何度かこれを用いてのムチ速度の測定に立ち会ったのだか、ムチの速度は先端にいくにつれて速度が増していくのでスピードガンを用いての測定では正確な速度が測定できない。しかもスピードガンの測定ではムチ先端の速度は速すぎて測定範囲を超えてしまう。つまりは測定にスピードガンは使えない。
ではどうやってこれを測定するのか?

d0088142_7244169.jpg


これまでの撮影では1秒間に数百~数万コマもの撮影ができるハイスピードカメラを用いて撮影し、それを基にそのコマ数から2点の通過時間から速度を割り出してきた。やはり今回もそうなる。
それと余談ではあるが、普通のテレビカメラのコマ数ではムチ先の速度を追いきれず、スロー再生で確認した時にムチ先の細かな動きを見ることができない。これからも相当な速度であることがわかっていただけるだろう。

d0088142_7245897.jpg


d0088142_7251020.jpg


そんなに速いの?と思われるかもしれないがそれも無理は無い。私の振ったムチで音速を超えるスピードを過去に何度も記録しているが、私自身の目でそれが見えているわけでもなく音速を超えているなんて実感すらない。
それに、これらの記録も毎回必ずしも出るわけではなくムチの長さと品質、無駄の無いフォームなどのいくつかの条件の全てが揃った時にのみムチの先端で発生する。決して力だけで振って出るような簡単なものではないのを理解していただきたい。

更に、私の場合はこれまで音速を超えるスピードを記録したもの全てがクラッキング(ムチで音を鳴らす)を目的として振ったものではなく、ターゲット(ムチで的を狙う)を目的として振って出した記録である。今の話から勘の良い人ならば言いたいことに気付いてくれているだろう。いくらムチ先の速度が音速を超えていても、それだけでは耳で確認できるほどの破裂音なんてものは発生しない事を私はこれまでの実験で既に体験済みなわけです。

この時点で私の中では『音速を超える=衝撃波の発生=破裂音の発生』では無いことが確信できていた。
いままでの多くのテレビ番組が結論をここに持って行きたくて、過去の資料から番組を作ったものが多い。それを今回の番組のプロデューサーに話したところ、彼の視点は少し違っていた。

「ムチのクラッキングは、クラッカー(ムチの先端につけるヒモ)がフォール(ムチの先端に取付ける革の部分)を叩くときに音を発生させているとして、果たしてそれだけでこんなに大きな破裂音が発生するのだろうか? 何か他のものが影響し音を増幅させるなどの効果が発生しているのではないだろうか。そう仮定したときに、一番考えられる要因を秘めているのが音速を超えたときに発生する衝撃波ですよね。その関係をこれから探っていくためにもDioさんのクラッキングの時にも音速を超え、そこに衝撃波が発生していることの証明から始めてみましょう」

そこで番組のプロデューサーが、衝撃波についての研究では世界的な権威を持つ東北大学流体科学研究所の高山和義教授に会いにいくことになった。その研究所には世界的にも数少ない空気中の密度の流れを撮影できる装置があり、高山和義教授の協力でそれを用いてクラッキング時に発生する衝撃波を撮影する許可がおりた。
そんな矢先、また新たな問題が浮かびあがった。

d0088142_726925.jpg


研究所内にはいろんな装置や実験器具があるのだがそれらは移動することが出来ない。
これらが送られてきた撮影現場となる研究所内の風景と位置関係を示した図面である。


d0088142_7263471.jpg


d0088142_7265058.jpg


d0088142_7271139.jpg


d0088142_7274223.jpg


そこ中で撮影を成功させるには、この環境で振れる精度の高いムチをオーダーメイドしなければいけなかった。
そこで協会から2人のムチ職人さん(加藤孝浩さんと林麗奈さん)それぞれに細かな指定を記したオーダーを依頼した。

d0088142_728826.jpg


無理難題が多いにも関わらず仕上がってきたムチはそれぞれに条件を満たした素晴らしい仕上がりで、両方共に音速を超える条件をクリアしていた。

d0088142_7283918.jpg


d0088142_7285454.jpg


d0088142_729875.jpg


d0088142_7304364.jpg


d0088142_730591.jpg


d0088142_7311219.jpg


そのムチを手に研究所内に向かうと、そこは写真で見た環境とは違い更に厳しい環境だった。

d0088142_731287.jpg


天高が低く立った状態ではムチを振り上げることができず、しかも測定する位置までの対角線でムチを振れるスペースが幅50cmぐらい、そのスペース内に僕が入りムチを振らなければいけない。、目標までの4メートルを自分の前後共に15cmぐらいの幅の中でムチを振らなければ障害物にムチがぶつかってしまうといった環境。
しかも、ソニックブームを撮影するためには撮影のスイッチとなるセンサーの前をムチのトング(本体)が通過し、その先に位置する5cm四方の中でクラッカーがフォールを叩かないと全ての動きとソニックブームの発生の瞬間を撮影できない。

d0088142_7314015.jpg


この難題の中それぞれのムチを用いて、衝撃波発生の瞬間を撮影するのに2日を要した。

d0088142_7315418.jpg


『衝撃波発生の瞬間』の映像を見ると、不思議なことに気付く。

d0088142_7321266.jpg


この映像には衝撃波の発生がクラッカーがフォールを叩く瞬間に発生するのではなく、その後にクラッカーが弾かれて伸びきった瞬間に先端の房状のところから発生してるのが鮮明に記録されていた。高山和義教授も「この瞬間をとらえた映像は衝撃波の研究で世界的に価値あるものだよ」と興味を示してくれた。

ただ今回に限ってはこの映像が、いくら世界的に価値あるものであっても音との関係を実証できなけれは私たちにとって何の意味も無い。衝撃波が発生していることの確認資料が出来ただけで良いのだ。

そして、次に気になるのが『ムチを振った時のどこで音が発生しているのか』

これを確認するためには、純粋にムチから発する音の録音と撮影をする必要がある。私たちはロケバスに乗り込み小林理学研究所に向かった。そこにはいろいろな環境実験室があり、その中でも音の反響が全く無い空間を作り出した無響室で撮影させていただくこととなった。

ここで協力していただいたのが音響工学博士で小林理学研究所理事長の山下充康教授。

この無響室は何層もの壁によって出来ているため、入り口の扉だけでも厚さ1メートルぐらいある。

d0088142_7334953.jpg


しかも窓がないばかりか反響させないために床も無い。内部は床の変わりに金網が張り巡らされている。そして、今回も狭い…

d0088142_7331844.jpg


初めて無響室に入ったのだが、全ての音が遮断された反響の無い空間っていうのは落ち着かない。説明するならば、高度がいきなり変わった時に耳がキーンとした事ってないですか? 常にそんな状態の空間です。

d0088142_734414.jpg


この空間でムチを振ると、音が通常より小さく感じてしまうがそれでもムチらしい音は発生している。

この空間にハイスピードカメラを持ち込み、衝撃波が発生した状態と同じ要領でムチを振りクラッキングの瞬間を撮影する。この映像を持ち帰り音の波形と照らし合わせ『ムチを振った時のどこで音が発生しているのか』を調べようというのだ。

d0088142_7342128.jpg


d0088142_7344131.jpg


前回の撮影に比べると制限されることが少なかったおかげもあって短時間で撮影は終了。
本日の午前に撮影した実験以外の分とあわせここで私たちの協力する部分のロケ撮影は全て終了した。

d0088142_735081.jpg


d0088142_7351630.jpg


d0088142_7353460.jpg



後はスタジオ収録を残すのみ。それと忘れてはいけないのが『ムチを振った時のどこで音が発生しているのか』の実験結果の報告を待つこと。

忘れた頃にその電話があった。

「ムチのクラッキングで一番大きな音を発している瞬間はクラッカーが伸びきった時でした。つまりは衝撃波の発生の瞬間というわけです。この番組ではここまでの結びつきを結果として報告することとします。」

つまりは、音の発生する要因までは追求しなかったが、『音の発生源がクラッカーの先である事』と『衝撃波によって音になんらかの効果が発生している事』がこの番組の実験で明らかになったわけです。

d0088142_7355350.jpg


スタジオ収録日。ここで新たな問題が起こった。

これまで共に進めてきたプロデューサー、高山教授、そして私の考える仮定のそれぞれに違いがでてきた。

d0088142_7361224.jpg


高山教授はこの結果をもってして、ムチの大きな破裂音は衝撃波によって作り出されたものであるとした。
番組のプロデューサーはクラッカーがフォールを叩かなくとも衝撃波だけで破裂音が発生しているとした。
さて、ここからは私の仮定なのですが、ムチで音が発生するときは必ずクラッカーがフォールを叩くなどのきっかけが必要となっている。そして、その時に破裂音が発している訳ではないとなると、今回の機材を用いても確認する事ができない事が、クラッカーがフォールを叩いてからクラッカーが伸びきるまでの間にムチ内部で起こっているのは間違いない。きっとスピーカー等とは全く違った原理で音を増幅する効果がそこにあるのだろうと考える。

それぞれに捉え方の違いがあるものの、どれもが間違っているともいえない。

d0088142_7363043.jpg


今回は番組の中で、面白い映像がたくさん紹介されることになるだろう。興味ある人はぜひ放送を見て欲しい。

今回の番組によって、冒頭でお話したこれまで巷でまことしやかにささやかれてきたムチに関する話題のどれが真実に近くどれが間違ったものなのかが皆さんにも見えてきた事だろう。
核心部分の追求にまでは至らなかったが今回の番組で新たな課題がいっぱい見えてきた。この先『ムチの音の発生』なんて世の為にならないくだらない事の事実を証明する為に、莫大な費用をかけてまで挑む人物が現れるのかはわからないが、案外、事実を証明した時になにか世の中に役立つ事が見えてくるのかも知れない。

今回もまた、ムチへの想像力をかきたてられる結果で幕を閉じたところがなんとも魅力的ではがゆいところだ。

そして最後に、皆さんに訂正とお詫びしなければいけないのが、私はこれまでムチの発する「パーン」という音は、クラッカーがフォールを叩く音だとしてきたが、それそのものの音ではなくクラッカーがフォールを叩くことによって起こる音が何かの影響を受けて増幅された音であるとさせて下さい。

今回の番組作りに快く協力してくださった方々の多大な貢献に心より感謝いたします。

そして、まだこの話はつづく

『アインシュタインの眼』
放送予定日3月10日

BS-hi
3月10日(火) 午後7:00-7:40
3月12日(木) 午前8:00-8:44
3月14日(土) 午後0:15-1:00
[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-14 07:36 | ムチと音速の関係
『アインシュタインの眼』その1
いろんな人から『アインシュタインの眼』見たよと嬉しいメールが届いた

実は撮影終了直後にこの日のために書いておいた
日記があるので、私としてはちょっとタイムラグが
あるのですが今日はこの日記を公開しますね。


『アインシュタインの眼』というNHKの番組で『ムチと音の関係』について取り上げられる事となり協会へ協力要請の依頼がきた。

d0088142_7132365.jpg


実は私はこの手の番組撮影には縁があり今までにも海外で同じような実験に立ち会っている。運のおかげか、世界的に見て小さな業界だからなのか… 今回で科学と対決するのは3回目。
決まって毎回『音速と衝撃波とムチの関係』が取り上げられるのだが、実験で音速を超える数値は計算上出てるものの、衝撃波を目に見えるデーターで実証することができず、今まで立ち会った番組の全てが最終的な結論の段階で過去に発表された資料を用いそうだろうとされてきていた。

これだと事実を自分達の目で確認する事無く同じ結果が出てしまう。私自身これまでの2回もそういった結果を知らされるだけであった。そんな事から、きっと今回もそうなるのだろうと思っていた。

ここから先を話す前に、まずこれを先に話しとかなければいけないだろう。

これまで巷でまことしやかにささやかれてきたムチに関する話題に、『ムチは音速を超える』『ムチの音はソニックブームによるもの』『ムチの先端でカマイタチが起こる』『ムチの音は風を切るエオルス音が増幅されたもの』などといったものがある。これを信じてムチを始めるものや問い合わせが後を絶たない。これをネタに取り上げた番組も多くあったが、そのほとんどが自からが実験を行いそれらを実証するということろにまでは至っていない。きっと機材の1つ1つが高級車どころか家まで持ててしまうほど高価なものであるということが実証にまで至らない原因なのだろう。

正直なところ私はこの今回の撮影まで、ムチのクラッキングに起こるあの「パーン」と鳴る音が音速を超えたときに起こるソニックブームによるものなんてまゆつば物の話を信じてなく、これらはそんな現象で起こるのではなく単にクラッカー(ムチの先端につけるヒモ)がフォール(ムチの先端に取付ける革の部分)を叩くときに起こる音でしかないと思っていた。
現実に私が今までムチを振ってきた中で、クラッカーが切れたものや、ムチ先がムチに当たらないもので音を発した事なんて無かった。
確かに僕が立ち会ったこれまでの実験で、ムチでクラッキング(音を鳴らす)を行なったときに発生する空気の揺れは何度も撮影できている。
ただし、これが音を発したときに発生した振動によるものか、この空気の揺れがソニックブームによるものなのかといった実験までは一度も行なわれていなかった。

ここでまずソニックブームとは何かという説明をしておこう。音速以上で飛行するジェット機などの衝撃波が地上に達した時に生ずる爆発音などのことを言うと辞書にはある。
もっと詳しく説明すると、音が伝わっていく時に大気中の分子が隣の分子にぶつかり、それがまた隣の分子にぶつかってという流れで伝わっていくのですが通常この速度のことを音速と呼んでいる。ではこの音速を超える速度で大気中の分子がぶつかっていくとどうなるか? 大気中の分子が順に動きを伝えていく暇もなく行き場を失った分子同士が高速かつ高密度でぶつかり合い、高密度部分は前進しながら減速し減衰していく。この時に生まれる衝撃音のことをソニックブームと言う。

話を戻すと、ソニックブームの存在は否定しないがムチの音がそれによって起こったものなのか?
というところが私は腑に落ちなかった。

それを番組のプロデューサーに話したところ「では腑に落ちないところを解明していきましょう」と意外な返答が帰ってきた。簡単に言うがこれを解明するには相当な設備と専門家の知識、そして桁外れの費用が必要となってくる… その場は一旦話を終え、これらを踏まえてもう一度検討してもらうことにした。

数日後、再び番組のプロデューサーから連絡があった時には、それらの問題が大まかにクリアされ撮影の日程が組まれていた。

つづく

『アインシュタインの眼』
放送予定日3月10日

BS-hi
3月10日(火) 午後7:00-7:40
3月12日(木) 午前8:00-8:44
3月14日(土) 午後0:15-1:00
[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-14 07:21 | ムチと音速の関係
表現者としての生き方
今日も長い一日だった…


  娘が寝ているうちに仕事に出かけ

  仕事を終え戻って来た時には

  娘はすでに寝てしまっている


「そんなの普通だよ」と言う人も多いと思うが
父子家庭の我が家ではそんなにあることではない

自分達のためにも、どんなに忙しくても朝食か
夕食、練習のどこかで必ず一緒に過ごす時間は
作るようにしているのだが

ここ数日間、そんな事を言ってられない日々が
続いてる

旅立ちが迫って来てるのを感じちゃうなぁー
それと、娘には申し訳ない気持ちでいっぱいだ


そんな事を考えながら

ソファーに座り一息ついてテーブルを見ると
この前一緒に仕事したアニー・リーボヴィッツ
のDVDが届いていた(翌日注文したのだった)

d0088142_0423566.jpg


↓これはテレビで特集されたもの
http://www.youtube.com/watch?v=zd4LGFTkN1I

パッケージを見るだけで、現場でのアニーの姿
が記憶に甦り不思議と元気が込み上げてくる

d0088142_04379.jpg



こうなっちゃうともう
この見たいという衝動が抑えられなくなって

寝ればいいのに、DVDを見ちゃうんだよね

d0088142_0432470.jpg


最後まで見ちゃいました

「素晴らしい!」

って言うか、すこし嫉妬心すら感じてしまう
それぐらい良い作品だった

誰もが憧れる華やかな仕事なのに
自身は全く飾らず感性だけで接していく
そこに嫌味は1つも感じられない

そして、アニーの生きてきた道を通じて語られる
表現者としての生き方

作品から投げかけられる問いかけに
いろいろ考えさせられる、とても深い映画だった

いろんな人たちのコメントとこれまでの作品
そしてその撮影風景からなる映画なのだが
静止画を多用していることを全くといって
良いほど感じさせない不思議な作品でもある

静止画の作品1つ1つの構図がしっかりしている
せいかなぁー


私の人生も
娘に夢を託す前に、まだ自分自身が何かやり残した事が
あるような気がしてしまう…

アフリカ行き前に見る映画ではなかったかな(笑)

***告知***
明日放送される番組で
私の振るムチに科学のメスが入る
ぜひ皆さん、番組を観て下さい
後日、撮影の時の事を日記に書きますね

『アインシュタインの眼』

放送予定日3月10日

BS-hi
(火) 午後7:00-7:40
(木) 午前8:00-8:44
(土) 午後0:00-0:44
BS2
毎週金曜 よる8:10-8:54
[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-09 00:50 | ディオの日記
大道芸の翌日
友人が餞別にと東京ディズニーランドに
連れてってくれた

d0088142_34358.jpg


このプレゼントにラムは大喜び
お昼頃の到着になったが
待ち時間も少なくいろんなアトラクションを楽しめた

d0088142_341434.jpg


大好きなウォーリーとウィーバーにも会え満足


花火の待ち時間調整のためにスモールワールドヘ

d0088142_344215.jpg

「オッ!」

d0088142_34546.jpg


何かを発見したらしい。
その指差すものを、追っていくと

d0088142_35293.jpg

そこには、サーカスが!! (笑)


d0088142_35133.jpg

アトラクションから表に出ると
ちょうど花火が始まった

最高の一日をプレゼントしてくれてありがとう


PS:でも… 終始ラムを夢中にさせてたのは
甘く染まったキャラメルポップコーンでした
d0088142_354230.jpg

[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-04 03:05 | ラムの日記
来てくれた皆さん本当にありがとうございました
d0088142_4504786.jpg


今日はみなとみらいで大道芸の日

しばらくの間、ここでの私達の大道芸が見れなく
なる事から、とても寒い日だったにも関わらず
大勢の友人や知り合いが会いに来てくれた

来てくれた皆さん本当にありがとうございました

d0088142_451145.jpg


書きたいことはいっぱいあるのですが
甘ったれた事を書くよりも
皆さんの聞きたいことはこの一言だと思うので
短文ながら以下の内容にまとめさせていただきました

d0088142_4511962.jpg



ここで大道芸を始めてから半年

親子共にいろんな事を学びました

その一つ一つがラムのこれからに
とても重要なことだった気がします

次の私達親子のステージはアフリカ

そこで更に多くの事を学び目指す場所に向かって
行きたいと思ってます

次の日本での大道芸の時に見れる
ラムの成長ぶりを楽しみにしていてください

d0088142_4514084.jpg


ありがとうございました

d0088142_4515575.jpg

[PR]
by kinosuke_otowa | 2009-03-01 04:52 | ディオの日記