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先日38才になったけど、まだ人生の半分も歩いてないじゃん
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少し肌寒くなったスイスの青空の下
路上でのいろんな人々との出会いがきっかけで

9月からの予定がどんどん埋まっていきます

今週はなぜか忙しい

9月1日は路上でのパフォーマンスがご縁で知り合った
ちょっとした豪邸にお住まいの方から
バースデーパーティーのゲストとしてお声を掛けて
いただきました

以前からラムと練習してきた狐神楽をここで披露します

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それに使用するお狐さまも無事に仕上がりました!!
当日は頭に更に毛もつくから、もっと立派な
見栄えになるよ

お狐さまと共に舞い、頭上にまたがるラムの姿は
見ごたえあります

そして9月2日は
これまた路上でのパフォーマンスがご縁で知り合った
日本語教室の先生からのお誘いで
フライブルグの独日文化協会のイベントにおじゃましてきます
当日は日本人パフォーマーによる書道パフォーマンスがある
らしいのでこれは見逃せません
今回は遊びに行くだけで、出演予定は無いのですが
もちろん私たちも機会あれば何か出来るようにと
少しだけパフォーマンスのネタを仕込んでいく予定!!

ここにもまた新しいご縁がありそうな気がします


そしてこれまた路上でのパフォーマンスで知り合った
ご縁なのですが、

私よりも先にスイスに流れ着きスイス人と結婚されている
何か私と素性が似ている
日本人のストリートミュージシャンTOSHIさんと共に
タッグを組んで日本のショーをいくつか作ってみる事となりました

一緒に居るだけで心が和むとても温かい方です
プライベートでもいろいろ相談に乗ってもらってます



http://www.toshi-miyoshi.com/

彼は三味線や尺八を演奏するストリートミュージシャン

このタッグで何ができるかを考えるだけでワクワクします


もちろんラムとの大道芸も、教室も続けていきますよ
現役サーカスパフォーマーも身体が動くうちは
諦めません!!
誘いがあれば、いつだって、、、
たとえ身体が動かなくなっても
手術を受けてまた不死鳥のごとく舞い戻るつもり
手術の費用もいずれ貯まるさ

そして、第二の人生のために始めた新たなスキル
こちらの方も頑張ってます(まだ何かは秘密だけど)

人生まだまだ
前を向いて歩いてりゃ楽しいことが
いっぱい見えてくる

先日38才になったけど、まだ人生の半分も歩いてないじゃん
これからどんな楽しみが待ってるかと思うと楽しくてしかたない

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by kinosuke_otowa | 2010-08-31 06:56 | ディオの日記
"緊張のスイッチを切る"
緊張のスイッチを切る?! なんだそれと疑問に思われる方も
多いのでは

もちろん身体にそんな便利なスイッチなんてついてる訳では
なく、自分の意思によって完全に脱力することを私のクラス
では"緊張のスイッチを切る"と呼んでます

少しばかし話はそれますが、

私はフリーランスのサーカスパフォーマーという立場からこれ
までに多くのサーカスやサーカススクールでコントーションの
トレーニング方法を見てきました
それぞれに方法が異なりそれが不思議に思えてたのですが、ど
れもそれなりの効果があるので、郷に入れば郷に従えという諺
に習い、そこでの方法に従った指導やサポートを行ってきまし


ですが指導していてどうも腑に落ちない事が

それはちゃんとウォーミングアップを済ませていても人によ
って、前回の可動範囲の限界まで身体の柔らかさを持っていく
時間の掛かり方が違う事!!

そんなの人それぞれだからと言ってしまえばそこで終わりなの
ですが

サーカス学校のコントーション授業は毎朝90分しかないのに
前回の可動範囲の限界まで身体を再び持っていくのに60分も
かけてたら、肝心の演技の指導や次のステップの指導に掛ける
時間が足りなくなってしまいます

私は契約社員という立場の指導者なので、成果を出せなければ
即クビ。 教えたのに出来ないならばまだしも、教えられなか
ったなんて、そんな事があった日には契約を解除されてしまう
どころかそんな悪評が業界に広まったら、この先、職にもあり
つけなくなってしまう

そこで、その違いが何なのか謎を解くために、毎回毎回生徒た
ちに「今日の体調は?」「今の気分は?」「ちゃんと身体が温ま
ってる?」などなどその日の状態を聞いてみてたんです

返ってくる答えは「いいね」「最高だよ」「全身から汗が沸き
でてるよ」などの良い返事ばかり。生徒と先生の立場上そう答
えるのが当然か。だからと言ってウソもついてない様子

でも、「良い状態」と答えときながらその言葉と反し
ストレッチを始めてから前回の可動範囲の限界まで身体を
再び持っていくのに90分掛かってしまう人もいる

これは深刻な問題だ、、、、

疑問は更に深まり、ヒントに繋がる答えを得れないまま数日が
たったある日

調子良くストレッチを終えた生徒が「今日はすぐにニュートラ
ルに入ったからストレッチがかなり進んだよ」と他の生徒と
会話しているのが耳に入ってきた

それってどんな意味なのか生徒に尋ねてみても、「なにかフワ
ッと、、」とか「スゥーッと、、、」とか「ぐったりと、、」
とか漠然とした返事しか帰ってこない

そんなでは理解できるはずがない

でも、生徒同士は理解出来てて会話も成り立ってるんですよ

最初は不思議でなりませんでした
答えを見出せないもどかしさから、からかわれているのかと
まで思えてきました

これを理解するのに少し時間を要しましたが

自分でストレッチをしてると、言われてみれば確かに生徒の
表現するものに近い感覚を感じる時、身体は脱力し更にスト
レッチが進んでいく

これを説明するとなると生徒同様に漠然とした表現になってし
まう

なにかに例えるなら

"意識してたらできないが、とっさに出来てしまった"

そんな体験を今までした事はないでしょうか?
それに近い感覚なんです

ようやく生徒の言ってた事を理解できたのですが
私自身が漠然とした答えに行き着いてしまった、、、、

なんなんだこれは??? と思いながらも、言葉で説明できない
分、身振り手振りで説明し感覚をつかんでもらうための指導を
心がけた

そんな納得のいかない更に深まる疑問を抱え
答えを出せないままでいたある日

私は歯の治療のために日本に帰国した
ひょんな会話の流れから
歯科の先生にこの疑問の事を話したのです

すると、その先生がおもしろい話をしてくれました

「日本では歯科の先生で臨床検査技師の資格を持ってる人は
多くいるんですよ。なぜなら歯科医の大学を卒業する事で臨
床検査技師の受験資格を得る事ができるからなんです。私の
友人でも途中で進路変更し臨床検査技師として病院に就職し
働いている人も多く居ます。臨床検査技師ってどんな仕事か
知ってますか?
医療機関において種々の臨床検査を行う技術者の事なんですが
ちょうど私の友人に筋肉と神経関係の検査技師がいるので紹介
しますよ。なにかお役に立てるアドバイスが手に入るかもしれ
ません」

と連絡先を書いてもらった

早速、その日のうちに連絡してみると
彼は大学病院に勤務していて神経系を調べる誘発筋電図検査と
筋肉の状態を調べる針筋電図検査を担当してる検査技師でした

漠然とした説明しか出来ないなりにも、どうにか説明し会う約
束まで漕ぎ着けた

日を改め彼のもとを訪ねてみると、さすが大学病院だけあって
機材も立派なものがズラリとそろってる

簡単な挨拶を済ませると彼は「日中は忙しい事から夕方以降に
再び来てもらえますか? それとその時はジャージなどの動きや
すい服装できてください」と言って仕事に戻っていった

そっけなく追い返され納得のいかぬまま、夕方再び彼を訪ねる
と、数人のスタッフと共に私の到着を待ってくれていた

そして彼は昼間とは全く違った優しい表情で接してくれました

「私たちは筋肉と神経の状態の変化を数値とグラフにするのが
仕事なんです。患者も医者も言葉だけでは正確に情況を把握し
たり説明する事って出来ないじゃないですか。そこで私たちの
出番なんですよ。患者も把握していない情況の変化を機械は
正確に教えてくれます。それによって医者は患者の情況を把握
し治療を行っていく。その患者と医者の情報の架け橋が私たち
の仕事なんですよ。今日は私の自主研究という事で主任の許可
もとってありますから私の担当する機材以外にもサーモグラフ
ィーやいろいろな機械を使って調べて見ましょう。実は私トラ
イアスロンやってて、Dioさんの疑問に個人的に興味あるんです。
それと、この病院でリハビリ担当してる何人かも興味あるから
と集まってくれました。 今日は謎が解ける鍵が得れると良い
ですね」

とスペシャリストたちが集まって私の疑問の謎解きが始まり
ました

「筋肉には筋紡錘と呼ばれる脳からの信号を受け取る部分があって
そこが脳からの"動け"って信号を察知し筋肉を動かす事で、人は
動けてるんだ。昔、学校でカエルの足を電気をつかって動かす実験
しなかったかな? あれと同じ仕組み。
つまりこの信号がより少ない時が筋肉の動きの少ない、リラックスに
近い状態と仮説を立てて今回は実験を進めていきましょう。」

この説明がスタートの合図となり
検査のためにクリームをつけて吸盤や針を身体に刺していきます

「これによって筋肉の動きや体温の変化がリアルタイムにグラ
フと数値でモニターに表示されるわけです
それ以外にも脳から筋肉に送られていくデーターが波形でわかる
装置や筋肉の温度上昇を色で教えてくれるサーモグラフィーなど
いろいろな装置をとりつけました。これにて準備完了です」

この状態でストレッチを試みて、ニュートラルな状態と、そうでない
状態の違いを探っていくらしい
私が動くと、その動きに使用した部分の筋肉の温度が上昇しサー
モグラフィーのモニター上で赤くなっていくので見ていて面白い

それ以外にも何かを計測する波形がモニターにいっぱい表示され
ているが、それが何を意味しているかなんて私にはわかるはずが
ない

言われるがままに、ウォーミングアップを済ませニュートラルな
状態を作るために次々とストレッチを行っていく

モニターを見ながらストレッチしていくと、どの筋肉が同時に伸び
ているのかが解る

これだけでも私にとってはありがたい成果だ

そして、こんかいの目的であるニュートラルな状態に入った

それを皆に伝えると何かを記録し始めた

私はそのままストレッチを続け自分の可動範囲の限界を少し越え
たところでストレッチ終了

それと同時に計測を終えて、一息ついて結果を皆で話し合う

「まずは手始めにストレッチしている時の信号の変化を探ってみました。
それでわかった事が、サポートしてもらってストレッチしている時の
Dioさんがニュートラルといった状態が他のストレッチに比べ
その筋肉に送られてくる信号がダントツに少なかったです。
独りでストレッチしてる時も波は少ないのですが、これに比べると
数値は高いです。きっとサポート無しで自身でストレッチを進める
時は他の筋肉を動かす時にその筋肉にも脳からなんらかの指令が
いくんですよ。
次にストレッチを進めていったときの全体的な波形の変化でわかった
事なのですが、ニュートラルといった状態から痛さを感じるまでは特に
波形に変化はなく、痛さを感じてから波に変化が始まり、限界点に
近づくにつれそれが強くなっていきます。これは防衛本能で脳から
反発する力を加えろという信号が送られてくるからではないでしょうか。
この反発する信号が痛さによって起こる筋肉への警戒信号と考えるなら
危険ではないよと脳に錯覚させることで信号も弱まるのでは。
次はその実験をしてみたいですね。
話を戻し、Dioさんと他の者の同じストレッチをした時の波形の違いを
比べてみました。あきらかにストレッチに入る時の筋肉への信号の強さ
に違いがあります。 同じストレッチを他のスタッフが行った時、スタート
から構えてしまうせいか筋肉に信号が送られ力が加わってます。それ
対しDioさんがストレッチを行った時は信号の波は痛みを感じる地点
までは動きがありません。Dioさんの言うニュートラルな状態の感覚とは
筋肉への信号が低い状態を作った時に身体が感じる脱力感では
ないでしょうか? あくまで全て仮定ですが」

と話してくれました

この他にもいろいろ仮説を立てて話し合いながら実験は続いたのですが
ここで書くと長くなるので少し省略

その結果

ニュートラルな感覚とは、筋肉への信号が低い状態を作った時の脱力感
の事で、それは痛さを感じると次第に失われていく

という考え方が一番正しいのではということで結論に行き着いた

そして、それを作り出すことが一番ストレッチの効果が高いという事も
わかった

実験の時の思い出話しはまだ途中なのですが、この話はここまでにしまして
話を本題に戻すと

以上の経験から、効果の高いストレッチを行うには、
いかにして筋肉の脱力したリラックス状態を作り出すかがとっても重要
であるということに行き着いたのです

まぁ漠然としながらもこの実験以前にその事はすでに指導後の成果か
らわかっていたことなのですが、実験によって机上の空論ではなくなり
より具体的な理由が見えてきました

次にこれをいかにして生徒に理解してもらうか

特にコントーションの生徒は子供が多い
難しい事言ってもわかるはずがなく、だからと言ってこの感覚を覚えて
もらわない事には少し遠回りとなってしまう

そこで私たちは、これを教えるためにニュートラルと言う表現ではなく
今は"緊張のスイッチを切る"と言う表現を使ってます

この方が子供にとっても理解しやすく、「スイッチきれたー!!」と
この感覚に入るのを楽しんでくれてる気がします


長い説明となりましたが、そんな経緯から私のクラスでは本格的な
練習に入る前にこの感覚を皆さんに体験し理解してもらってます

最近では、ヨガ同様に正しい呼吸法とイメージによって、
短時間で緊張のスイッチを切ることが出来るということも解りました


そして、本題とはそれますが
私のクラスではもう一つ本格的な練習に入る前に教えていることが
あります

先ほどお話した実験の時に、痛みは筋肉の状態を知るのにとっても
重要なバロメーターである事を私は学びました

そこで、『痛み』は全て嫌なものではない!! という感覚を育てると共に
心地よい痛み(いた気持ち良い)と危険な痛みとの違いを知ってもらい

それらが、身体や筋肉において何を意味するシグナルなのか

を指導しています

これらをしっかり理解し、故障することなく正しいトレーニングを
継続していくことでコントーションの技術は必ず上達していきます!!


ふぅー、ところどころ削ったのに長い文章になってしまった
言葉で説明すると、あっと言う間なのに文章にすると
長くなっちゃうなぁ
疲れたので挿絵は時間ある時に少しずつ加えていきます
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by kinosuke_otowa | 2010-08-30 19:46 | Contortion
私のコントーションクラスで最も重要な事!!
ちとコントーション関係の方から
嬉しいバースデーメッセージを頂いたので
そのお礼に
少しばかしうちのコントーション教室の事を書きますね

ラムの事や日々の出来事は書いてないので
興味ない人はスルーでOK



どのスポーツでもプレッシャーが作り出す筋肉の緊張を
取り除くため「力を抜いて」「リラックス」と声を掛け
ている光景をよく見かけます

でも、始めは力を抜こうと思ってもなかなか抜けるもの
ではなく

ましてコントーションは他のスポーツ以上に筋肉伸縮の
極限に挑む事から痛さと常に隣り合わせ。痛さを感じる
と筋肉が条件反射で硬直してしまうことから簡単に力を
抜けるものではありません

この単純なやりとりの意味する事こそが、これから
コントーションの能力を身につけていくにおいて最も
大切な事となってきます

私のクラスでは技術的な事を教える前にまず
この4つの事を生徒に教えています

1) 緊張のスイッチを切る

2) 痛さのメーターを知る

3) 継続する楽しさ

4) 正しい呼吸法を知る

それらをしっかりと理解してもらってから

コントーションの基本となる以下の3つに重点を置いた
トレーニングに入っていくわけです

1) 継続 Continue

2) リラックス Relaxation

3) 呼吸 Breathing

年齢や肉体の個人差によって目標に到達するまでの期間
の違いはありますが、身体になんらかの障害を抱えて
いない方ならば、ほぼ全員が目標に達成することが可能
です

コントーションは「幼いうちからトレーニングしないと
無理だよ」とか「骨が柔らかくないと無理」とか「特殊
体質なんだよ」なんて勘違いされている話をよく耳にし
ますが、それは大きな間違いです

どのスポーツも幼いうちから始める方が良いに越した事
はないのですが、それは幼い頃からしか始められない訳
ではなく、まして骨が柔らかくなるなんてそんな現実離
れした事はまずありません

私たちのコントーションのトレーニングは、病院でのリ
ハビリ運動同様ちゃんとした理論に基づいた方法で筋肉
の筋を1つ1つ伸ばし可動範囲を少しずつ広げていきます

実際にトレーニングでどんな事を行っていくかは、また
の機会に写真を用いて説明することにしまして

私のコントーションクラスでは先に説明した4つを
それぞれ生徒自らが理解する事がスタートラインで
それを知っている事こそが上達の最短距離と考えます

もちろん、これによってこれまでに
ちゃんとした成果も出せてます
そして、なによりも
うちの娘がこの指導法によって柔軟を身につけた
良い例では無いでしょうか
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by kinosuke_otowa | 2010-08-30 07:57 | Contortion
再びラムの体操クラブの日
今日は土曜日、そして天気は雨

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そして、そして、再びラムの体操クラブの日

前回の事が尾を引いて同世代のグループに
入りづらい雰囲気を作ってしまったラム

それを後押しするかのように

ジムに到着すると初心者グループで仲良く
なった子達が声を掛けてくれます

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練習が始まり皆でストレッチ

ストレッチを終え、先生が生徒をグループ分け
したのですが、前回のことが先生の中での
ラムのイメージを固めてしまったらしく
ラムは初心者クラスに分けられてしまいました

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こちらが本来ラムがいたはずのグループの練習
しかし、ここにラムの姿はありません

この情況の中クラスチェンジを言い出せるのか

それが試練、、、



だまって見ていると

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やはり言えない様子

まぁーこれは大人でも
なかなか言い出せない情況ではあるのですが、、、

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そんな面白くない感情を押し殺しながら
練習を続けるラム

通常の私たちの練習時間を減らしてまで合流した
体操クラブ
そこで身体を動かす楽しみを今更ながら学ば
されているラムを見ていると
大切な時間を無駄に過ごしている気がしてきて
見てるこっちも切ない気持ちになってきます

それでも、これはこれから海外で生きていくために
自力で乗り越えなければいけない壁

急がばまわれ!!

そう自分に言い聞かせ、口出しせず
だまってラムの練習を見守ることにしました

そして休憩時間

ラムが飲み物をとりに私のいる所に
やってきました

「先生がクラス決めちゃったから初心者クラスに
なっちゃったけど、でも頑張って全部出来るところ
を先生に見せて上のクラスに上がっていくから
心配しないで。みんなこのグループから順番に
上がっていったんだからラムもそうするよ」

とこっちの心の内を知ってるかのような言葉を
私にかけてきました

なんとも複雑な心境です

そう言うならば、しばらく様子見ましょう

てなわけで練習に再び戻っていったラム

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そして本日の体操クラブも無事に終了しました


天気が良くなってきたけど地面は雨で濡れてるから
今日は大道芸は中止

今日は私の38才の誕生日なので
家族でゆっくりとした週末を過ごすことにします
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by kinosuke_otowa | 2010-08-28 17:41 | Switzerland
日本から来たサーカス界の異端児
スイスには日本から来たサーカス界の異端児が居ると
以前から耳にしていたのですが

そのサーカスがバーゼルに来ていると聞いて今日は応援に
行ってきました

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彼の在籍するサーカスは、スイスでは歴史ある
Cirque de Monti(モンティサーカス)

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なぜ彼が異端児と言われているかというと、彼の持ち芸は
パントマイム

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パントマイムするクラウンなんてサーカスでは特に珍しくも
ないのですが

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彼の場合はキーパーソンとなって、パントマイムを武器に
ほぼ全ての演目に絡んでサーカスをコントロールしていく
からです


しかも、セリフの半分は日本語!!

ここヨーロッパで日本語のわかるお客さんなんて観客席に
2%もいない

それでも、ちゃんと内容が観客に伝わって笑いをとって
いくから驚きです

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その彼の名は、村山真哉 Shinya Murayama 

初めて彼の出演しているCirque de Monti(モンティサーカス)
の演目を見るけど

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彼の存在と役割は、他のどの出演者よりも大きく感じる

そのパワフルな彼の演技に、
ラムもアッと言う間に取り込まれ
腹を抱えて大笑いしていました

中間の休憩の時に裏に回り彼を訪ねてみると
ステージの上の彼とは違った、とても気さくな青年

これまたビックリ

お互い話が尽きない中、アッと言う間に後半のスタンバイ
時間がきてしまい

日本での再会を約束し、その場を去り
再び観客席に戻って後半の彼の演技とサーカスを楽しませ
ていただきました

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会話の中で彼が「モンティおいでよ!」と言ってくれた時
とっても嬉しかったなぁー

もう少し、私が若かったら一つ返事で団長のもとに行って
交渉するんだけど

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今はラムの土台を作るのが私にとって最優先事項
ラムがもう少し力つけてからの話ですね

こんなアットホームなサーカスで伸び伸びと演技している
彼が輝いて見え、羨ましくおもえました

頑張ってね 応援してるよ!!


それに比べると自分の手術費貯める為に大道芸で小銭稼いで
る自分が少しミジメに思えてきます

もう一度円形リングの中でムチを振るえる日って来るのかな
それとも、、、それもラムへ引継ぎなのかな、、、、

ため息が、、、
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by kinosuke_otowa | 2010-08-23 20:28 | 友人
これが私たちにとっての大道芸

土曜日ということもあって私たちは大道芸に出かけました

いつも大道芸してる場所に到着しても、ラムは体操クラブ
での浮かない感情をひきずったままだったので

一緒にアイスクリームを食べてから
大道芸の準備を始めました

今日はラムは無理かなーと、私のソロショーの準備を
進めていると

「ラムも一緒にするよ。コンビでいこう」

とラムが着替えを始めた

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体操クラブでの全てを見ていたのに何も言わない
私に気を使ってなのかなーと思いながらも

ラムのショー前のテンションを崩さないよう

「今日はヤル気満々だねー」と声を掛け
2人での大道芸を開始

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お客さんに手の届く距離でのパフォーマンス

言葉は通じなくても、伝えられるものがあるってのは
最高です

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ライブで伝わってくるお客さんの感情の波に
ラムも心地良さそう

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私の気のせいか、いつも以上に丁寧にパートをこなして
いるように見えます

そして、天がラムに味方してくれているのか快晴に加え
今日はいつになく日本人の観客が多く、皆が温かい声を
ラムに掛けてくれる

それで、ラムの気持ちも吹っ切れた様子

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最後のショーの五丁椅子のパートでラムがバランスを崩し
落下するといったハプニングもあったのですが

空中でうまく体勢を整え無事に着地

ちょっとドキッとしたのですが

ラムの「やっちゃった(笑)」って
笑顔に皆が更に盛り上がり本日の最終ショー終了

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皆さんのおかげで、ラムも上機嫌
いつものラムらしさを取り戻してくれました

この"持ちつ持たれつ"なところが大道芸の良さの一つ
なんですよね

そういえば、終了後あとかたずけをしていると

たまたま通りかかったドイツに住む日本人の方や、近くの
寿司屋の板前さんなどが集まってきて、ちょっとした
日本人の輪が出来て会話に花が咲きました

日本からこんなにも離れた地で、しかも日本で出会う事も
なかった日本人同士が、ここでこうやって出会って話して
るのもなんか不思議ですよね

この人と人とを繋ぐきっかけを作れるのも
また大道芸の良さの一つなのかな

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サーカスにはサーカスの良さがあり
大道芸には大道芸の良さがあります
その一つ一つをちゃんと身をもって学んでる
ラムの人生を
時々、私は羨ましく思います


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大道芸をまずしい仕事と考える人
夢のある仕事と考える人

投げ銭を物乞いと考える人
感謝の気持ちと考える人

目の前にあるモノ
見ているモノは同じなのに
人それぞれ
いろんな見方があります

目の前にあるモノが事実で全て
そこには正しい見方や間違った見方なんて
ありません

それを問うこと自体がナンセンス
全て自由なところが良くも悪くも大道芸

演ずる側の私たちにとって
それゆえに辛い事も多々ありますが
その反面ここでしか味わえない良さもまた
いっぱいあります

それを良く考えるか悪く考えるかそれも自由

ただ、

その考え方一つで、見えてくるモノ
学べるモノも人それぞれに大きく違ってきます

それは、見る側にとっても同じ

その見方一つで、見えてくるモノがそれぞれに
大きく違ってきます

ならば、見てみようと思いませんか?

何が見えてくるのか
隣の人がなぜ笑ってるのか
拍手をしているのか

せっかく足を止めたのだから最後まで
見ていってください

入場料なんてありません
もちろん、嫌だと思ったらいつでも自由に立ち去れます

でも、もし少しでも楽しめたのなら
その分だけの気持ちを投げ銭として
置いていってください

それが私たちにとって
この上ない幸せの瞬間です
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by kinosuke_otowa | 2010-08-22 07:02 | 私たちにとっての大道芸
自分の心の中に住む『まじめさ』と『ずるさ』
前回の日記に書いたように

「このままだとサーカスコンテストに挑戦してもまた落選
してしまうから、、」とのラムの申し出で
体操クラブに参加してのラムの練習が始まったの
ですが
その志とは裏腹に、自分自身の中にある『ずるさ』が
顔を除きだし
望んでいなかった場へと自らを追いこんでしまいました

前書きはこれぐらいにしまして

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今日もいつも通りにウォーミングアップを済ませ
それぞれが自分の望むグループに分かれていきます

指導者の先生は前回のレッスンで
「ラムの筋力は少ないですが、優れた柔軟力を持っているので
それを補うトレーニングを行っていけば、きっとこの先
このスポーツで同世代には負けないぐらいになれる素質は
持っている」と言ってくれたのですが


そんな中、当のラムがやらかしちゃいました



自信を失い
謙虚に下のクラスから、、と思ったのか

はたまた

先生から、かまって欲しあまり
「上のクラスに行きなさい」と言ってもらいたいが為の
あさはかな行動だったのか

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今回のレッスンで、いきなり今までの
同世代グループでの練習を避け

自分より年下の初心者クラスに合流することを
選択しちゃいました


私もその瞬間を見てて
初心者クラス!? と自分の目を疑ってしまった

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初心者クラスの練習は 鬼ゴッコやランニング
当然ながら、そんな中でラムの能力を先生に見てもらう
場なんてあるはずないし
ラムにとって能力を伸ばす練習なんてあるはずもない
ここは身体を動かす楽しさを知るクラス

しかも
ここは個々の選択や個性などを尊重する海外
これはラム自身が選んだ選択
先生がその自身の選択を
正してくれるなんて甘い事が海外で起こるはずがない


それどころか、戻るわけでもなく
初心者クラスの皆と楽しそうに遊んでいるラムに
先生も呆れてしまってる

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休憩時間に同世代グループの練習を
羨ましそうに眺めてはいても

やはり「上のクラスに行きたい」という言葉が出てこない

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そのまま後半のレッスンに戻っていった

全ての練習を終え、皆があとかたづけしている中


先生は私の見守る場所に訪れ

「三ヶ月は様子を見ますが、それまでに本人のやる気が
見えないならば他の生徒に悪影響だから辞めてもらいます」

との厳しいお言葉

ちと厳しすぎる言葉かなとも思えたけど、先生も今日のラム
に裏切られた気持ちから出た言葉なのは十分に伝わってくる

それだけ気を掛けてくれているのに申し訳ないです、、

すぐにでも、そんな先生の気持ちに報いるようなアドバイス
をラムしてやりたい気持ちもあるの で す が

 で す が !!

これは海外でこれから生きて行くうえで
いつかはラムが乗り越えなきゃいけない試練の一つなんです

ちと優しくないかもしれないけど

今回、私は何も指示しないつもりです


自分で乗り越えて見せて見ろ!!

最悪、このクラブを辞める事になっても
それはそれでしかたない

先生には申し訳ないけど、この試練はそのリスクに匹敵する
ぐらいの値はあると私は思う

この試練を自身で乗り越える事がラムの人生で
より大切なこと!!


日本人は海外では自己主張に欠けるとよく言われますが
だからと言って、特別扱いしてくれるなんて甘いことは
これから先まず無い


人間なんだから『ずるさ』や『いやらしさ』なんて
あって当たり前、練習サボったり遊んだりしてしまう
なんて事はこれから先も出てくる

なぜなら、私自身がそうだから

でも、自分のずるさや弱さや悪さを知っているからこそ

この年になっても今だ

そのずるさや弱さや悪さが外に出ない様な環境に身を置か
ねばと意識してる


きっとラムの今回の

「このままだとサーカスコンテストに挑戦してもまた落選
してしまうから、、」と体操クラブに身を置く事を決めた
のは、そんな気持ちに似た感情からだと思う

そんなすごい選択が、その歳で出来たんだから

きっと自身の『ずるさ』、『弱さ』とも向かい合って
この試練を乗り越えてくれるはず

そう信じてます

もし、

今回乗り越えれなかったにしても
その葛藤と経験はラムにとって大きなモノとなって
残ってくれるはず

その歳で、良い経験してるなあー
ガンバレ

なんか、外野のこっちがヒートアップしてきたw

さてさて、試練ばかりじゃラムもかわいそう
気持ちを入れ替え
これから一緒にアイスクリーム食べてきます

久しぶりの晴天
こんな中、アイスクリーム食べたらおいしいだろうな

アイスクリーム食べに行ってから大道芸スタートする
予定なので今日はPM2:00スタートです
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by kinosuke_otowa | 2010-08-21 05:04 | ラムの日記
ラムの新しい挑戦が始まりました

「このままだとサーカスコンテストに挑戦してもまた落選
してしまうから、、」とラムの新しい挑戦が始まりました

今日から私とのトレーニング量を減らし、こちらの体操ク
ラブに参加しアクロバティックスキルの底上げに取り組み
ます

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体操はレユニオンぶりの同世代との合同練習になるのかな

ラムも少し緊張している様子で、雰囲気に押され従来の
半分の力も出せてない

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ここの仕組みは今までの体操クラブとは少し変わってて
毎月、他の地区のクラブの生徒たちとコンペディション
を行い、その中での順位を競いながら能力を向上してい
く仕組み

このクラブにもラム並みに身体が柔らかい子がいて、ラム
にとってこの上ない良い環境

来年のサーカスコンテストに向けて、ここでしっかりと
力つけます

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by kinosuke_otowa | 2010-08-19 06:20 | ラムの日記
それぞれの頑張り
スイスは暑さもひと段落ついたのか
すれ違う人たちの服装も長袖に変わり
雨ばかりの日々が続いています

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ラムも入学から1週間が過ぎました

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言葉が通じないなりに友達もでき、なんとかこちらでの
学園生活に慣れてきたみたいで毎日がほんと楽しそうです

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それと反して気分がちょいと下がり気味なのが妻

今までの自分の生活スタイルが一気に変わり
そうとうストレスを感じているみたい

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日本人2人にスイス人1人なので、どうしても日本文化が
いまのところ優位にたってしまう我が家の情況

頑張って適応しようと努力してるのですが、文化の違い
から理解できない事も多々で
そこに持ってきて言語の違いから意思疎通がうまく
できないといった感じでしょうか

まぁ、これが国際結婚と割り切って頑張っていくしかない
のでしょう


今日はそんな娘と妻の為に、言葉で労ってあげれない分
を補えればと弁当を作りました

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ちとそっけない内容の弁当ではありますが、日本風の弁当
でスタミナつけて頑張ってください


私は自分の手術費用稼ぐために、今から空いた時間を利用して
独りで町に繰り出し大道芸

ラムとの大道芸で集まったお金はラムの将来の為への貯え
と決めてるから、こうやって1人の時に稼がないとね

自分の手術費用稼ぐために、、、ってところがなんとも情けなく
やりきれない思いでいっぱいなのですが

家族に迷惑かけないためには

こうやって、仕事以外の空いた時間にコツコツと地道に貯めて
いくしかない

フゥー、、、

ため息しか出てきませんが

テンション高めて行って来ます!!
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by kinosuke_otowa | 2010-08-17 17:02 | Switzerland
"トゥースフェアリー"の話
昨日は大道芸の為に午前から支度をして出かけたものの
小ぶりな雨が降ったり止んだりの繰り返しの一日で
なかなか大道芸をスムーズに進めさせてくれない

でもショーを見たいと集まってくれた人の為に
雨が降り出してもすぐに避難できる簡単な内容のショー
をラムと交互に数こなしていたのですが

ラムはショーに集中できない様子

雨が気になるのかと思いきや
どうやらそうでは無いみたいな感じ

ショーの最中もラムのマスクの下がなにやら
モゴモゴしている

ショーを終えた後ラムのマスクの下を覗いてみたが
なにも無く普段と変わりない

ラムの顔も何も変わりない

不思議に思っているとラムが

「あのね、下の前歯がグラグラと揺れててもう抜ける寸前
なの。でも、これ以上歯がなくなるの嫌だから抜かないで。
みんなに歯抜けって言われるの嫌なんだもん、、、」

と言って口を開いてその歯を見せてくれた

ラムは上の前歯2本が生え変わりの為にすでに抜けて
無いのでこれまで無くなるのは、すこし可哀相な気もする

しかし、すでに下から大人の歯が生えてきてるので
抜けるのは時間の問題

しかも、このままだと痛そう

ラムも私に抜かれるのを警戒し私が近づくと
すぐに口を閉じる、、、

そうこうしてると、また雨が降り出した

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雨が降り出したので、しかたなくカラクリ噴水のある広場の
ルーフ下に場所を移し食事をとることに

せっかく食事に来たのに、ラムは歯が痛くて
食事もとれない様子

「抜いてやる!!」とラムと追いかけっこしてると

妻がラムに"トゥースフェアリー"の話を始めた
私もこの話を聞くのは初めてなのでその話に耳を傾けると

子供の乳歯が抜けた晩、その歯を枕の下に入れて寝ると
夜中に歯の妖精が訪れ歯を持って行き、そのお礼として
お金を置いていくという夢のあるお話し

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%AD%AF%E3%81%AE%E5%A6%96%E7%B2%BE

お話に聞き入ってるラムを見ると
ちょうど口がポッカリと開いてる

スッと指を伸ばし、歯を指で弾いたら

スポーン!! とその歯が抜けた

突然の事にラムはあっけに取られ、なにが起こったか
理解してない様子

その後、すこし怒ってましたが
じきに落ち着きを取り戻し

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その抜けた歯を大切にポケットに入れ無事に食事
雨も止みそうにないので、今日はこれにて大道芸終了

明日の朝、ラムが枕の下のお金を探す光景が
今から楽しみでなりません

さて、いくらにしようかなぁー
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by kinosuke_otowa | 2010-08-15 19:05 | Switzerland